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Do! Magazine

ビカクシダ(コウモリラン)の育て方

植物好きの間ではそろそろお馴染みになってきたビカクシダ(コウモリラン)。

葉がツノや手のように飛び出している姿は、かなりインパクト大ですが
その生態や育て方も他の観葉植物とはひと味違います。

ビカクシダ(コウモリラン)の特徴

原産は種類によって違いますが、主にアフリカ、東南アジア、オーストラリアなどの熱帯地方。
学名はplatycerium(プラティケリウム)、英名はStaghorn fernです。
木や岩に張り付いて生きる「着生植物」で、雨や空気中の水分を吸収して生長します。

一番の特徴は、役割の違う2種類の葉をもつこと。
株元を覆っている丸い葉は、「貯水葉」といって水分や栄養分を保つ役割があります。
貯水葉の中心から四方八方に伸びる葉は「胞子葉」といって、生長すると葉の先に胞子をつけます。

これだけは注意!

貯水葉は生長とともに茶色く変化していき、また新しい葉が出てきます。
「茶色くなって見栄えが悪いんだけど・・・」というお問い合わせも多いですが、
立派に役割をこなしていますので、決して取り除かないでください。
茶色い貯水葉から鮮やかな緑の葉が飛び出す姿も、この植物の魅力です!

置き場所

明るい場所を好みますが直射日光は苦手なため、
レースカーテン越しの窓辺などに置きます。

水やり

水と湿度が大好きな植物。
植えている土やコケが乾かないように注意して、たっぷり水をあげます。
コケ玉のような形であれば、水をはったバケツにどぶんと浸けるのがラクですよ。

また、特に空調の効いているお店等の環境では、
葉っぱに霧吹きで水をかける「葉水」をしてあげると
湿気で葉っぱが潤い、より元気に育ってくれます。

 

ビカクシダはクセのありそうな植物ですが、
上に書いたようなポイントだけ押さえれば
次々に新芽が出てくる元気な姿が見れて育てがいがありますよ!