旅する気分で育てよう ~ World Plant Collection ~
大自然の中で生まれ力強く生きてきた海外の植物たちを、
タネから育てる栽培セットが登場しました
遠い大自然に思いを馳せて、旅する気分でぜひ育ててみませんか。
無骨なスチール缶で育てる、世界の植物栽培セットシリーズと
お好みの鉢で育てる、世界の植物のタネシリーズの
育て方とそれぞれの植物の特徴をご紹介します。
栽培セット内容・育て方
【 セット内容 】
下準備〜タネを植えるまで
● 下準備
缶切りなどを用いて缶の底に3〜5か所ほどの
水抜き穴を開けてから、培養土を缶に注ぎます。
土全体がしっかり湿るまで、たっぷりの水を注ぎます。
底穴から水がポタポタと落ちてくるので
受け皿があると安心です。
● タネをまく
タネどうしが重ならないようにまき、
上から土をかぶせるようにかけて軽く押さえます。
直射日光を避けた明るく風通しのいい場所に置き、
土の表面が乾燥しないよう注意をして
毎日霧吹きで水をやさしく与えます。
温度と湿度を保ちながら、気長に発芽を待ちましょう。
缶の入っていたスタンドパックに入れると、土の乾燥を防ぎ、より保湿効果が高まります。
また品種によっては一晩水に浸して、表皮を柔らかくしてから土に植えるなど、方法はさまざま。
下記では海外で生きる植物たちの特徴もご紹介しているので、
それぞれのストーリーや豆知識を、ぜひ合わせてお楽しみください。
世界の植物栽培セット
バオバブ – Baobab –
[ アオイ科 / バオバブ属 ]発芽適温 : 25℃以上 / 耐寒温度 : 5℃
発芽までの目安 : 30日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
根っこと枝が逆さになったような姿が特徴的な巨木バオバブは、
きっと誰もがサバンナを想像する時に思い描くまさにアフリカを象徴する木。大きいものでは樹齢数千年とも言われ、
大地にどっしり根を張る姿と、その葉や実、木の皮や根に至る全てがそこで生きる人や動物の糧となることから
「いのちの木」とも呼ばれます。
POINT : タネをまく前に60℃ほどのお湯にタネを入れ、そのまま2〜3日浸しておきます。
表皮が柔らかくなり、発芽しやすくなります。
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アガベ – Agave –
[ キジカクシ科 / リュウゼツラン属 ]発芽適温 : 20~30℃ / 耐寒温度 : 0℃
発芽までの目安 : 14~28日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
厳しい乾燥地帯で、硬く鋭い葉を放射状に広げて育つ多肉植物。
茎部分を蒸留することで作られるテキーラや天然の甘味料アガベシロップの原料としても有名。
発芽したての葉は細くしなやかですが、生長するにつれて葉が硬くなり、厳しい環境に耐えうる剛健な姿に変化。
独特のシルエットと丈夫な性質から、観賞植物としてコレクターの間でも人気です。
POINT : アガベは明るい方に向かって葉を伸ばすので、
定期的に鉢を回してあげるとバランス良く育ちます。
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アデニウム – Adenium –
[ キョウチクトウ科 / アデニウム属 ]発芽適温 : 20~30℃以上 / 耐寒温度 : 5℃
発芽までの期間 : 7~14日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
過酷な砂漠地帯で、大きく膨らんだ株元に水や養分をため込みながらピンク色の美しい花を咲かせることから、
砂漠のバラ(デザートローズ)と呼ばれているアデニウム。発芽も生長も旺盛で、
小さなうちからプックリと膨らむ樹形は愛嬌たっぷり。乾燥に強く育てやすい注目プランツです。
POINT : アデニウムは寒さにとても弱い植物。冬場は休眠状態になるので
水を与えてしまうと吸水しきれず、根腐れの原因になるので、控えましょう。
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コーヒー – Coffee –
[ アカネ科 / コーヒーノキ属 ]発芽適温 : 20~25℃以上 / 耐寒温度 : 10℃
発芽までの目安 : 30日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 明るい場所
赤道直下の高地で育ち、ツヤツヤの葉っぱが観葉植物としても人気のコーヒーの木。
成木から収穫される赤く熟した実はコーヒーチェリーとも呼ばれ、甘みのある果肉を味わえます。
その果肉の中にある半球型の生豆を煎ったものが、私たちが見慣れたコーヒー豆になります。
POINT : タネをまく前にキレイな水(水道水で可)にタネを入れ、一晩浸しておきます。
表皮が柔らかくなり、発芽しやすくなります。
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ジャカランダ – Jacaranda –
[ ノウゼンカズラ科 / キリモドキ属 ]発芽適温 : 20~25℃以上 / 耐寒温度 : 10℃
発芽までの目安 : 14日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
熱帯アメリカ原産の巨木、春から初夏にかけて木を覆うようにびっしりと紫色の花を咲かせることから、
「紫の桜」と呼ばれるジャカランダ。世界三大花木の一つとしても知られ、
日本人にとっての桜のように、南半球では街路樹のジャカランダが春の訪れを告げる役割をするのだとか。
羽根状の涼やかで美しい葉を持つことから、日本では観葉植物としても親しまれています。
POINT : タネをまく前にキレイな水(水道水で可)にタネを入れ、一晩浸しておきます。
表皮が柔らかくなり、発芽しやすくなります。
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世界の植物のタネシリーズ
トックリラン – Ponytail palm –
[ キジカクシ科 / トックリラン属 ]発芽適温 : 20〜25℃以上 / 耐寒温度 : 3℃
発芽までの目安 : 7〜20日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
どっしりした幹に細い葉が美しく垂れ下がる姿から、海外では「ポニーテール」や「象の足」とも呼ばれます。
多くの呼び名を持つのは、その愛嬌ある姿と、丈夫で育てやすい性質がゆえ。
ある程度の成木になれば、日本でも屋外で越冬しますが、幼いうちは鉢植えで楽しむのがおすすめです。
POINT : トックリランは好光性です。発芽までは直射日光を避けた
明るく風通しのいい場所で、土が乾かないように管理しましょう。
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フェニックスロベレニー – Phoenix roebelenii –
[ ヤシ科 / フェニックス属 ]発芽適温 : 20〜28℃以上 / 耐寒温度 : 5℃
発芽までの目安 : 14〜30日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
根っこと枝が逆さになったような姿が特徴的な巨木バオバブは、
きっと誰もがサバンナを想像する時に思い描くまさにアフリカを象徴する木。大きいものでは樹齢数千年とも言われ、
大地にどっしり根を張る姿と、その葉や実、木の皮や根に至る全てがそこで生きる人や動物の糧となることから
「いのちの木」とも呼ばれます。
POINT : タネが寒さに耐えるために「休眠状態」となっているので、
タネを水に浸しそのまま冷蔵庫で24時間ほど冷やしてから、タネをまきましょう。
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タビビトノキ – Traveller’s palm –
[ バショウ科 / タビビトノキ属 ]発芽適温 : 20〜28℃以上 / 耐寒温度 : 10℃
発芽までの目安 : 14〜30日以上
水やり : 乾いたらたっぷり
日あたり : 日の当たる明るい場所
「旅人の木」という不思議な名前を持つ木。その由来は、樹液が旅人の喉を潤したからという説や、
葉の向きから方角を知ることができたからなど諸説はさまざま。幼木はバナナの木のようですが、
巨木になるにつれ幹は茶色く変化し、大きな葉を左右対称に広げる独特の姿になります。
鮮やかなコバルトブルーのタネは、見ているだけでうっとりしてしまいます。
POINT : タネをまく前にキレイな水(水道水で可)にタネを入れ、一晩浸しておきます。
表皮が柔らかくなり、発芽しやすくなります。
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ぜひ、世界の植物をおうちでトライしてみてください。
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