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Do! Magazine

Do! お店インタビュー|Tou+plants 一度きりの人生を、「植物」と歩む

子育て世代を中心に、人気を集める千葉県北西部の流山おおたかの森エリア。東京からのアクセスもよく、シネコン併設の大型ショッピングセンターは、子育て世代が住みやすいエリアとして知られています。その流山おおたかの森駅から2駅先の江戸川台駅にある商店街に2022年9月にオープンした「Tou+plants(トウタスプランツ)」さんに今回はお邪魔しました。
店長の佐藤さんは、インテリア用品の大手販売会社の元VMD担当(ビジュアルマーチャンダイジング)。長年培ってきたこともあり店内のディスプレイはピカイチで、外観を大きく縁取るウィンドウにはグリーンがふんだんに盛り込まれたソファやスツールが飾られていて、店内の至る所にある装飾にそのセンスを感じます。長年務めていたVMDを離れて、なぜ園芸店をオープンするに思い立ったのか、お話しを伺いました。

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店内は天井から床までイキイキとしたグリーンでいっぱいです。


植物×インテリアへの実現に向けて

Tou+plantsをスタートした背景を教えていただけますか。

佐藤氏

前職はインテリア用品の販売会社のVMD担当として、店舗のディスプレイや商品陳列の指示など売場づくりに貢献してきました。店舗によっては取扱うサイズも異なり、その店舗に合わせた商品をセレクト、商品バイヤーとは店舗に合った訴求方法などを綿密に話し合い、現場で直接作業をしていました。VMDを担当して10年勤続した頃、現場を見直すための店舗配属となり、お客さまと触れ合う機会が増えたんです。全く違う部署に変わってしまった当初は、接客に不安もありましたが、実際に現場に入ってみると年の功もあってか、お客様とお話しすることが「楽しい!」と感じて、考え方が一気に変わりました。
店舗再配属になるもっと前から「自分のお店(インテリアショップ)を持ちたい」という構想があったのですが、その頃は具体的にどんなショップにするかというのは思いつかず。ましてや接客は向いていないから通販かなー?と考えていた時期もありましたが、この配属をきっかけに、やっぱり直接お店を持ってお客様と話したい!という思いに変化しました。

構想から現実へ、開業に思い立ったきっかけは?

佐藤氏

再度配属が変わり、現場から本部へ戻ることになったのですが、「このままでいいのか?」という考えがどんどん強くなっていき…。大手企業であるからこそ、こうしたい!というような意見はなかなか通りづらく、葛藤する日々が続いていて。会社の理念も絡んでくるので、スタイルに統一性がある事は当たり前なのですが、一度きりの人生、やりたいことに挑戦するなら今だ!と決断しました。また、構想が具体的になったきっかけの一つが、もともと趣味で育てていた「植物」でした。インテリアには「植物」は絶対に必要、どんなスタイル・コーディネートにおいてもグリーンは必ず取り入れているんです。なので「植物×インテリア」のお店にしたいと決めていました。

江戸川台,南流山,おおたかの森,園芸店,観葉植物
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ハイセンスなスツールやビンテージの小道具など、よーく見るとこだわりが詰まっていてワクワクします。


あえて「余白」を残した空間

江戸川台にはどのような縁があったのですか?

佐藤氏

地元でもある流山市にこれからも住み続けることは決めていたので、必然と開業する場所は流山市内で探していました。ただ、ターゲットとする子育て世代が多く住む「流山おおたかの森エリア」は人気が急上昇していることもあり、物件を探すも難航していて…。そんな中で出会ったのがこちらの物件でした。以前は調剤薬局が入居していた物件だったそうなのですが、躯体壁以外に柱などがない、ガランとした長方形の空間に大きな可能性と自由度を感じました。
天井は元々赤色だったH鋼をグレーに変更し、壁面は内装の下地として利用されることの多いOSB合板を使用。穴を開けても目立たないので、棚受け用のL字型金物を自由に移動できるんです。自分はこれらの無骨さを好んでそのままにしているのですが、見慣れない内装見た不動産会社の担当者から「壁紙は? 天井は? いつ完成するの?」とオープンするギリギリまで何度も質問され、「これがいいんです」と何度も話していました。(笑)

確かに、オープン当初からは少しずつ印象が変わっていますが、完成に近づきましたか?

佐藤氏

全然完成していないです。実は今のディスプレイにもしっくり来ていませんし、ずーっと完成しないと思います。ただ、それも良しとしていて、その方がインテリアを楽しめるし、いつまでも進化していけるようにあえて「余白」を残しています。実は「植物×インテリア」で開業をしようと思った理由がもう一つあって、東京・上野にある「ROUTE BOOKS(ルートブックス)」に憧れてというのもあります。ROUTE BOOKSさんは「本×カフェ×ファニチャー×植物」のスタイルがカッコイイんですよ。いつか叶うならテイクアウトコーヒーも提供したいですね。

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一見荒っぽさを感じる天井はグリーンとの相性抜群で、みどりがイキイキして見えます。バックヤードには改装の準備を控えている木材たちがスタンバイ中。


周辺住民のニーズに合わせた植物のセレクト

メインターゲットとしていたのは流山おおたかの森エリアの子育て世代、オープンしてからの反応はいかがですか?

佐藤氏

もちろん、子育て世代の方々もご来店くださっているのですが、想定外にも周辺住民のお客さまの方がもっとお越しいただけるんです。流山おおたかの森付近は移住者の方々が多いのですが、ここ江戸川台駅周辺は子育てを終えたご年配の方々が多いのです。Tou+plantsでは今まで、庭の管理をしきれなくなり、インドアに移行したい方向けにテイクアウトしやすいミニマムプランツも展開していたのですが、周辺のご高齢の方は元気な方々が多くて、全然お庭の手入れできちゃうんですよ。取引先のメーカーさんに相談したところ「お庭でも楽しめるガーデンプランツも入れた方がいいよ!」という助言いただき、来年の春に向けてインテリアプランツだけではなく、外でも育てることのできるチューリップやヒヤシンスなどのガーデンプランツを強化する計画を立てています。早速、この秋に球根も植え付けました。

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外には植物の根にやさしいリサイクル素材の不織布で作られた「ルーツポーチ」がずらり。地域プロジェクトにも積極的に参加されている様子。

植物は日常に「安らぎ」や「小さな喜び」を与えてくれるものとお話ししてくれた佐藤さん。植物をスタートしようとしてる園芸初心者の方からは「あまりお世話をしなくても大丈夫な植物を探している」とのご相談があるようなのですが、「植物も『生きもの』なので、少しの時間だけでも構わないので、毎日お世話してあげることが大切なんですよ。」と、植物との向き合い方のマインドを変えていくことからスタート。そこから初心者にもカンタンにできる手入れのレクチャーをして、植物・園芸を好きになっていただきたい、とのことでした。このマインドを変えていく発想が無かった私には結構衝撃的で、そういった面からも佐藤さんの植物への思いやりを感じました。
今後はワークショップにも力を注ぐようなので、周辺にお住まいの方も遠方の方もぜひお立ち寄りください!とのことでした。



Tou+plantsさん お取り扱いDo!アイテム

キャニオンマルチスプレー,霧吹き,スプレー

キャニオンマルチスプレー 500ml

「葉水」を知らない方や虫対策には、こちらのスプレーをおすすめいただいているそうです。

水耕栽培,植物ギフト,観葉植物,ハイドロカルチャー

アクアテラポット、ハイドログリーン

衛生面、管理面で◎。置き場にも困らないので、ギフトにもおすすめいただいています。

ほうき,ちりとり,掃除

Hillbrush(ヒルブラシ)

使い勝手の良さと、耐久性を誇るヒルブラシ製品はTou+plants様のツールにおいてもかなり重宝されています。

Tou+plants(トウタスプランツ)

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住 所 |270-0115 千葉県流山市江戸川台西2-144 1F
営業時間|月火水金 10:00~19:00、土日祝 12:00~18:00(定休日:木)
※冬季営業時間については下記WEBサイトにてご確認ください。

WEBサイト|https://www.toutsplants.com
instagram|@touts_plants
X(エックス)|https://twitter.com/touts_plants
オンラインストア|https://toutsplants.official.ec