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Do! Magazine

リプサリスの特徴と育て方・増やし方

最近は色んなお店で見かけるようになった「リプサリス」。
他のサボテンの仲間と同じく、姿形のバリエーションは本当に幅広いですが、
細めの茎が枝分かれを繰り返している” リプサリス・カスッサ ”のような品種が代表的です。

リプサリスの基本知識と育て方

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出典:http://www.verticalgardenpatrickblanc.com/

普通、サボテンといえば日光がよく当たる乾いた場所を好むイメージですが、
リプサリスはサボテンの仲間でありながら、もともとは熱帯雨林で木の幹や岩に着生しているという一風変わった植物です。
そのため、他のサボテンとは大きく違う特徴がいくつかあります。

1.日陰に強く、インテリアプランツ向き!

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 生い茂った草木によって陰ができるジャングルで育つので比較的日陰に強く、
 インテリアプランツとしてもおすすめの植物です。
 ただし、当然ですが日光が必要無いわけではありません。
 他の植物同様、お部屋の中でも明るい場所で育てて、
 真夏以外は時々外で日光浴させてあげる
ことで、
 より丈夫で元気に育ってくれます。

2.生長が旺盛、春には花もつける!

出典:http://www.rhipsalis.com/species/heteroclada.htm
gedeli1 サボテンというと「生長してるんだかしてないんだか分からない」
 という印象の方も多いのでは?
 (実際は品種やお世話の仕方によって
  結構動きをみせてくれたりして面白いのですが・・・)
 リプサリスは、春~夏の生長期には次々と若葉色の新芽が出てきたり、
 春には花をつけることもあったりと、とても見応えがあります。

3.湿気が大好き!

ジャングルは雨が多い場所なので、リプサリスは湿気が大好きです。
エアコンなどで乾燥している室内で育てるなら、こまめに霧吹きで茎全体を湿らせてあげましょう。
ただし、土が常に湿っている状態は良くありません。
通常の水やりは他のサボテンと同じく「土が完全に乾いてからたっぷりと」が基本です。
また、冬は生長が止まる時期なのでさらに水やりの頻度を少なくします。

4.挿し芽で簡単に増やせる!

リプサリスの茎には継ぎ目がたくさんあり、
水をやったり鉢を移動させたりしているとその継ぎ目でポロッともげたりするのですが、
取れてしまった茎をしばらく乾燥させてから土に挿しておくと、根が出て新しい株として育っていきます。
偶然取れてしまった時だけでなく、株が弱ってきた時に元気な茎を救う方法としても使えます。

挿し芽で増やしてみよう!

1.ポロッとちぎれてしまった茎をしばらく乾燥させておくと、根っこが生えてきます。(写真右)
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2.土の上に茎を置き、軽く土を被せた後水をやります。
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あとは普段の水やりと同じく、
土が完全に乾いたら水やりをしていくと、根がはって新芽が出てきます!
また、最初に乾燥させずにそのまま土を被せる方法もあるようです。
ぜひ試してみてくださいね。