見ればみるほどハマる?食虫植物の世界
グロテスクなイメージがある食虫植物ですが、
ずっと眺めているとだんだん不思議な可愛さに夢中になっていくはず?
フツウの観葉植物じゃつまらない!という方にこそぜひ育ててもらいたい植物です。
今日は食虫植物の魅力や育て方をご紹介します~
文字中心・ややマニアックな内容になってしまいますが、悪しからず。
1.食虫植物のキホン知識
食虫植物は、「虫をつかまえる」+「溶かして栄養にする」機能を持っている植物のことを言います。
なぜそんな肉食系になってしまったのかというと、
栄養分が少ない痩せた土地でも生き延びるための進化の結果なのです。
なので、彼ら食虫植物にとって虫は主食ではありません。
人間でいうとサプリメント的な・・・?
基本的に日光と水があれば光合成をして十分育ってくれるので、
わざわざ虫を捕まえてきてエサのように与えなくても大丈夫です!
2.食虫植物の育て方
野生の食虫植物がよく生えているのは、
土地は痩せていても、日光と水は必要なだけちゃんとある場所。
家で育てる時もその環境に近づけてあげるのがポイントです。
レースカーテン越しのやさしい日光が当たるような、風通しの良い場所で
下のコケがじわっと湿っている状態を保ちます。
光は大好きな植物ですが、強い日差しは苦手なので注意。
また、湿気もあるに越したことはありませんが、蒸れすぎが大敵です。
ビンのフタは開けておいて、高温・過湿にならないよう気をつけて下さい。
ハエトリソウは捕虫器の内側に触れると
反射でパクっと閉まるのでとてもおもしろいのですが、
この開閉には体力を消耗するので、やりすぎると弱る原因になります。
ついつい触りたくなる気持ちをぐっと抑えるのも大事です。
3.食虫植物の種類
食虫植物には本当にたくさんの種類がありますが、
私のおすすめを紹介します。
ハエトリソウ(ディオネア)
マツゲのような2枚の葉の内側にはセンサーがあり、虫が触れると葉を閉じて捕獲。
消化液を出し時間をかけて虫の栄養分を吸収します。
ウツボカズラ(ネペンテス)
熱帯地域には約100もの原種が生息し、
落ちたら最後抜けられない、まさにジゴクの入り口のような植物。
ツボの中には消化液が溜まっていて、入り込んだ虫から栄養分を吸収します。
4.実は身近な食虫植物・・・?
このブログを書くために色々調べていたら、
「トマトは食虫植物だった」という記事がいくつか出てきました・・・!
確かにトマトの茎は細かい毛が生えていて触るとネバネバしているのですが、
そこにつかまった虫が死んで地面に落ちて土の養分となり、
それをトマトが吸収するのだとか。
厳密に「食虫植物」と言えるかどうかははっきり分かりませんでしたが、
どんな植物も、自分で栄養を補給するために進化をしているんですね~
奥の深い食虫植物の世界。
ぜひ育ててみてくださいね!